最近こんな話がありました。
ある不動産会社に土地の売却を依頼したところ
売主さんの希望の価格600万円で広告が出ている
ところが、その広告を見てみると、更地渡しの表記が。
現地は、長年放置していたこともあり、樹木が生い茂るジャングルの状態
ざっと見積もっても伐根やら搬出など更地にするには、100万円はかかるところです。
少なくとも、このまま売れれば売主さんの希望とする価格よりは、手取りで100万円安くなることになります。
このことを、売主さんはまったくご存じではなく、ご自身の希望をしっかり聞いてくれる良い不動産会社だと思われていました。
売値は確かに希望の金額だけど、実際は100万円少ない手取りになることをきちんと説明されていなかったようです。
もしかすると、説明があったのかもしれません。
しかし、売主さんが理解されていないということは、言わなかったのと一緒になってしまいます。
このことで思うのは、あー、売主さんのことを考えていないなーということ。
とりあえず、両手でも片手でも仲介に入って契約しよう。そんな考えが見えてきます。
売主さんが、手取りが100万円少ないことに気が付いても、その時はもう契約の時なんてこともあります。
契約してしまったら、もう戻れませんので(違約金払えばやめることはできますが、損します。)、契約後に気が付いても遅いのです。
しかし、今回のケースの場合は、売り出している価格も相場より高く(売主さんの希望価格)、ほったらかしてるようにも見えますので、
そもそも、真摯に向き合っていないように感じられました。
それで、弊社にご相談いただいたわけです。