自宅を建てるために土地を探しています。注意するべき点はありますか?

一般的には不動産の購入や売却をする機会は、そう多くはありません。
そのような中で、これから長く住むであろう場所を決めるのは、大変重要なことです。
注意すべき点は多岐にわたりますが、

①インフラが整っていることを確認する
水道の引込がない場合など、新規で引込が必要となり費用が発生します。
熊本市内でも私道に接道している地域でごく稀に下水道が敷設されていない場所があります。
その場合は、浄化槽の設置が必要になり、別途費用がかかります。
その他にも、間口の狭い土地、旗竿地、前面道路が狭いなど工事費が高くなる要素があります。
一見安い土地でも、最終的に高くつくこともあるので注意が必要です。

②まわりの用途地域を確認する
利便性の高い都市の商業地域内では、基本的に日影の規制がありません。
購入したときは見晴らしが良くても、数年後に大きなビルが目の前に建つこともあります。
また、都心ではないから大丈夫だとは限りません。
たとえば、市街化調整区域に隣接する準工業地域などでも同じように日影規制がありませんので、突然マンションが建つという事もあります。
こんなはずではなかったというお話しを良くお聞きします。
その土地がどのような土地であるかまで、丁寧に教えてくれる不動産事業者や設計事務所、ハウスメーカーばかりとは限りません。
「今後、日影になる可能性、高い建物が建つ可能性」をしっかりと確認する必要があります。
※日影規制は、都市により規制内容が異なります。上記は熊本市の場合となります。
※日影に関しては、専用ソフトを用いて、冬至日(一年で最も影が長くなる)における地盤面や目線高さにおける日影になる時間や長さなどを細かくシミュレーションすることが出来ます。

③夜間の近隣状況や交通量などを確認する
可能であれば、昼だけでなく夜の状況を確認する。平日、週末で状況を確認する。
近隣の方からもお話を伺うなどして、騒音問題などが無いか確認した方が良いです。
※建物を購入や賃貸で入居する場合は、サッシがシングルガラスか、ペアガラスか、トリプルガラスか確認するだけでも、音や気密性に関する情報を得ることができます。

④ハザードマップを確認する
水害などの災害が起きた場合の水没高さなどを確認して土地を選ぶことで、設計時の費用が安く済む場合もあります。
※ハザードマップは、不動産売買時の重要事項説明時に説明義務がありますが、一般的に契約の直前になります。


上記について、詳しいお話しをお聞きになりたい場合や、用途地域など具体的な場所について詳しく知りたい場合は、ぜひお問い合わせください。
専門スタッフがアドバイスさせていただきます。
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